100万円の余裕ができたら、どうする?

100万円の繰上返済、どれだけ効く?

4,000万円・35年・金利1.0%のケースを、期間短縮型と返済額軽減型で比較しました。

住宅ローンが完済を早める道と毎月返済額を下げる道に分かれるイラスト

「100万円を繰上返済したら、実際にどれくらい得なのか」は、住宅ローンの残高や金利だけでなく、いつ実行するか、どちらの方式を選ぶかで変わります。ここでは条件を固定し、数字の差を確認します。

今回の試算条件

借入額
4,000万円
返済期間
35年
金利
年1.0%・全期間固定
返済方式
元利均等返済
繰上返済
11年目に100万円
手数料・控除
考慮しない
同じ条件をシミュレーターで開く

結論:期間短縮型なら11ヶ月短縮、利息は約27.7万円減る

期間短縮型11ヶ月短縮

利息を約27.7万円削減

返済額軽減型月3,780円減

利息を約12.9万円削減

比較項目繰上返済なし期間短縮型返済額軽減型
完済まで35年34年1ヶ月35年
総利息約742.4万円約714.6万円約729.4万円
利息削減額約27.7万円約12.9万円
繰上返済後の月額112,914円112,914円109,134円

当サイトの返済シミュレーターによる概算。金融機関ごとの端数処理などにより実額は異なります。

なぜ期間短縮型のほうが利息を多く減らせるのか

どちらの方式も元金を100万円減らしますが、その後の処理が違います。期間短縮型は毎月返済額を維持したまま返済回数を減らすため、利息が発生する期間そのものを短くできます。返済額軽減型は期間を維持し、残りの返済額を計算し直します。

期間短縮型は完済を早め、返済額軽減型は月々の支払いを下げる仕組み
同じ繰上返済額でも、期間短縮型はゴールを近づけ、返済額軽減型は月々の負担を下げます。

実行時期を変えると、効果はどれくらい違う?

同じ100万円を期間短縮型で繰上返済し、実行時期だけを変えた結果です。

6年目約34.2万円利息削減
11年目約27.7万円利息削減
16年目約21.5万円利息削減

早い時期ほど、その100万円に将来かかるはずだった利息を長期間にわたり避けられます。ただし、繰上返済したお金は原則戻せません。 病気・失業・修繕などに備える現金を残してから判断します。

100万円を繰上返済する前のチェックリスト

  • 生活費6ヶ月〜1年分を現金で残せるか
  • 教育費や車の買い替えなど、近い将来の大きな支出がないか
  • 住宅ローン控除が減る影響を含めても有利か
  • 金融機関の最低返済額と手数料を確認したか
  • 毎月の負担軽減と総利息削減のどちらを優先するか

※ この試算は返済期間35年を前提にしています。契約時にどの期間を選ぶかでも総利息は変わります。 期間そのものの効き方は返済期間で「年収の何倍」は変わるで、20年から50年まで比較しています。

あなたの金利・残高なら、効果はいくら?
記事と同じ条件を開き、借入額や金利だけ変更して比較できます。

100万円の繰上返済を試算する

よくある質問

住宅ローンを100万円繰上返済すると何年短縮できますか?

借入残高、金利、残り期間、実行時期で変わります。本記事の4,000万円・35年・金利1.0%、11年目に実行する条件では、期間短縮型で11ヶ月短縮されました。

100万円の繰上返済で利息はいくら減りますか?

本記事の条件では、期間短縮型で約27.7万円、返済額軽減型で約12.9万円減りました。金利が高く、実行時期が早いほど削減効果は一般に大きくなります。

期間短縮型と返済額軽減型のどちらがよいですか?

総利息を多く減らしたいなら期間短縮型、毎月の家計負担を下げたいなら返済額軽減型が向いています。生活防衛資金を残せるかも含めて選びます。