借りられる額を、審査の基準で
住宅ローンはいくらまで借りられる?
年収と他の借入から、銀行の審査基準にそって借入可能額を計算します。 返済負担率と年収倍率をグラフで示し、どこからが危険水域かが一目で分かります。
いくらまで借りられるか試算する
年収と他の借入から、銀行の審査基準にそって借入可能額を計算します。
① 年収と返済期間
② 他に返済中の借入
住宅ローン以外の返済も、審査では合算して判定されます。ここが埋まっているほど 借りられる額は減ります。
審査の前提を調整する(審査金利・返済負担率の上限)
返済期間が35年以上あります。完済時の年齢が定年を大きく超える場合、退職金や老後資金で残債を返す前提になっていないか確認してください。
試算結果
- 審査金利
- 3% 銀行の判定に使う金利
- 実際の適用金利
- 0.7% 毎月返済額の計算に使う
- 返済負担率の上限
- 35% 年収から自動
銀行は実際に借りる金利ではなく「審査金利」で返済負担率を判定します。 変動金利0.5%で借りる場合でも、審査では3〜4%で計算されるため、 借入可能額は実行金利で計算した額より小さくなります。 逆に言えば、審査を通った借入額は「金利が3〜4%まで上がっても返済負担率が上限に収まる」水準です。
この試算は審査基準を満たす上限であって、無理なく返せる額ではありません。 教育費のピークや車の買い替えと重なったときに家計が持つかは、収入と支出を1年ごとに 並べてみないと分かりません。
この借入額で家計が持つか確かめる本試算は一般的な審査基準にもとづく概算です。実際の審査では、勤務先・勤続年数・雇用形態・ 信用情報・物件の担保評価などが総合的に判断されるため、この金額どおりに借りられるとは限りません。 審査金利・返済負担率の上限・他の借入の算入方法は金融機関ごとに異なります。 入力内容はブラウザの外に送信されません。本サイトは特定の金融商品の勧誘・投資助言を行うものではありません。
年収別の借入可能額 — 300万円から800万円まで
返済期間35年・審査金利3.0%・他の借入なしの条件で、年収ごとの借入可能額を計算した結果です。 金額はすべて当サイトの計算エンジンで算出した実値です。
| 年収 | 返済負担率の上限 | 借入可能額 | 年収倍率 | 毎月返済額 |
|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 30% | 1,949万円 | 6.5倍 | 52,330円 |
| 400万円 | 35% | 3,031万円 | 7.6倍 | 81,402円 |
| 500万円 | 35% | 3,789万円 | 7.6倍 | 101,752円 |
| 600万円 | 35% | 4,547万円 | 7.6倍 | 122,102円 |
| 700万円 | 35% | 5,305万円 | 7.6倍 | 142,453円 |
| 800万円 | 35% | 6,063万円 | 7.6倍 | 162,803円 |
毎月返済額は実際の適用金利0.7%で計算しています。審査上の計算(金利3.0%)ではこれより高くなります。
この表は返済期間35年で固定して計算しています。年収倍率は返済期間で決まるため、 期間を変えれば同じ年収でも上限は動きます。年収600万円の場合、20年返済なら5.26倍、50年返済なら9.06倍です。返済期間で「年収の何倍」は変わるで、20年から50年までの借入可能額・返済比率・総利息を比較しています。
年収400万円で伸びが跳ねる理由
表を見ると、年収300万円から400万円で借入可能額が 1,949万円 → 3,031万円 と大きく増えています。年収が1.33倍になっただけなのに、借入可能額は1.56倍です。
これは返済負担率の上限が年収400万円を境に30%から35%へ上がるためです。 年収が増えた分と、使える枠の割合が増えた分の両方が効きます。 年収400万円以上の範囲では上限が一定なので、借入可能額は年収に比例して増えます。
銀行は「審査金利」で判定する
借入可能額の計算でもっとも誤解されやすいのが、ここです。銀行は実際に適用する金利では返済負担率を計算しません。変動金利0.5%で借りる予定でも、審査では3〜4%程度の「審査金利」で毎月返済額を計算し、 それが年収に対して何%かを見ます。将来金利が上がっても返済を続けられるかを確かめるためです。
| 計算に使う金利 | 借入可能額 | 年収倍率 |
|---|---|---|
| 審査金利 3.0%(実際の審査) | 4,547万円 | 7.6倍 |
| 実行金利 0.7% で計算した場合 | 6,517万円 | 10.9倍 |
その差は 1,970万円。 実行金利で計算した借入可能額を信じて物件を探すと、審査で足りないことになります。
裏を返せば、審査を通った借入額は「金利が3〜4%まで上がっても返済負担率が上限に収まる」水準だということです。 変動金利を選ぶ場合、この余裕がそのまま金利上昇への耐性になります。
車のローンは住宅ローンの枠を食う
審査で見られるのは住宅ローン単体ではなく、車のローン・奨学金・カードローン・分割払いを含めたすべての借入の年間返済額です。 返済負担率の枠は共有なので、他の借入があるとその分だけ住宅ローンに回せる額が減ります。
| 他の借入 | 借入可能額 | 差 |
|---|---|---|
| なし | 4,547万円 | — |
| 車のローン 月4万円 | 3,508万円 | −1,039万円 |
月4万円の返済が、住宅ローンの借入可能額を1,039万円削ります。 年間48万円の返済が、35年分の借入枠に換算されるためです。 住宅購入前に車のローンを完済しておくと、その分の枠がまるごと空きます。
借りられる額と、返せる額は違う
ここまでは「銀行が承認する上限」の話です。上限まで借りると、返済負担率は上限ぎりぎりになります。 審査は通りますが、そこから先は家計の問題です。
住宅ローンの返済と同時に、教育費・修繕費・車の買い替え・老後資金の準備が並走します。 一般に安全圏とされるのは返済負担率20%台前半で、 これは審査上限よりかなり手前です。
さらに、変動金利を選んだ場合は金利上昇で返済額が増えます。 借入時の返済負担率が22%でも、金利が上がれば28%になることがあります。 判断するなら金利が上がったあとのピーク時の負担率で見てください。
よくある質問
年収の何倍まで住宅ローンを借りられますか?
返済負担率の上限から逆算すると、返済期間35年・審査金利3.0%の条件では年収の約7.6倍が上限になります(年収400万円以上の場合)。年収400万円未満は返済負担率の上限が30%に下がるため、倍率も約6.5倍にとどまります。ただしこれは審査を通る上限であって、無理なく返せる額ではありません。
返済比率(返済負担率)が33%を超えると借りられないのですか?
金融機関によって基準は異なりますが、フラット35では年収400万円以上で35%、400万円未満で30%が上限です。民間の金融機関では30〜35%を上限とし、実務上33%前後を目安に置く例もあります。上限を超えると原則として承認されません。なお審査では住宅ローン単体ではなく、車のローンや奨学金を含めた全ての借入の年間返済額で判定されます。
車のローンがあると住宅ローンはいくら減りますか?
年収600万円・返済期間35年・審査金利3.0%の条件で、毎月4万円の車のローンがある場合、借入可能額は4,547万円から3,508万円へ、1,039万円減ります。返済負担率の枠を車のローンが先に使うためで、完済すればその分の枠が空きます。
審査金利とは何ですか?実際の金利と何が違いますか?
審査金利は、銀行が返済負担率を判定するときに使う金利です。変動金利0.5%で借りる場合でも、審査では3〜4%程度で毎月返済額を計算します。将来金利が上がっても返済できるかを確かめるためです。年収600万円の例では、審査金利3.0%なら借入可能額は4,547万円ですが、仮に実行金利0.7%でそのまま計算すると6,517万円となり、1,970万円も過大になります。
この試算どおりに借りられますか?
限りません。実際の審査では、勤務先・勤続年数・雇用形態・信用情報・物件の担保評価などが総合的に判断されます。審査金利や返済負担率の上限、他の借入の算入方法も金融機関ごとに異なります。本試算は一般的な基準にもとづく概算としてご利用ください。
年収600万円・他の借入なしの条件をそのまま読み込んだ状態で開きます。
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